気がつけば4月。
これが今年初のブログ(汗)。やっと気が向いたーww
3月の下旬に、知人からの依頼で、Windows 7 → 10 のアップグレードをすることに。
「古いけど、もしこれからも使えるんならいいなと思って。ダメもとで。」とのこと。
機種はSONYのVAIO、型番はVGN-TT51JBとある。調べたところ、2009年1月発売。
10へのアップグレードは、この2年間、頼まれたり何だりで、これまでに何回もやってきました。1月の7のサポート終了後、もうやることはないと思っていましたが...。
ちょっとわくわくします。
ということで、早速作業開始。
これまでの経験から、あらかじめUSBHDDにインストーラーを入れてオフラインで実施(速い&確実)。
設定・ファイル・アプリ等を引き継ぐ「上書きインストール」です。順調にスタート。
しかし...再起動したところで予期せぬエラー。
この後、再試行したり、原因を調べたり、クリーンインストールを試みたりと、悪戦苦闘しましたがダメでした。再起動がかかるとそこでエラーになり進まないのです。うーん。
この日は撤退。
後日、ソフトをDVD起動してHDDをいったん完全消去しようとしたのですが、すでにDVD起動ができない謎の状態に(起動からのF12もBIOSでの起動優先も効かない)。
次の手はとりあえずHDDを取り出すか...と思ったのですが、どうせ取り出すなら新品のSSDに換装してやろうと思い立ち、ネットで注文、到着を待つという新展開に。
そして数日後、SSDが到着。まずはHDDを取り出してみる。
以下のサイトを参考にしました。
「メモ帳オンライン~VAIO TypeTT (VGN-TT51JB) 悲願のSSD化」
http://raduga.dip.jp/memo/2012/03/vaio_typett_vgn-tt51jb_ssd.html
「ホニャララが基本的に好き。(仮)~VAIO typeT(TTシリーズ)の本体を分解」
http://kunkoku.livedoor.biz/archives/51534770.html
取り出したHDDは、普通のノートPCのHDDよりひと回り小さい。MicroSATAという規格らしい...あれ?届いたSSDはもっと小さいぞ?
...届いたSSDは、MiniSATAという規格でした。はい、間違えました。どうしよ。
(けっこうどちらも「mSATA」って同じ書き方がしてあるんですよねー)
ググると「MiniSATA→MicroSATA変換アダプター 」なる便利なアイテムを発見。
即注文じゃあ。
そして数日後、ようやくモノがそろいました。
右がSSD、左が変換アダプター。
いざ合体。それぞれの後部を2本のネジで止めるようになっています。
ちなみに、調べたところ、MicroSATAのSSDというのは現在では希少かつ高価なようで、このMiniSATA&アダプターの方がはるかに安上がりでした。結果オーライ。
いよいよVAIOに装着。
なお、HDDと比べてスカスカになるので気持ちセロハンテープで軽く固定(いいの?)。
その上から一応HDD用のカバーは取り付けます(スカスカだがほかに置き場もない)。
組立が完了、PC起動、即BIOSを確認(BIOSが何か古めかしい、字が少ない...)。
Hard Disk Drive: 120GB となっており、無事SSDを認識しているようです。
さあ、クリーンインストール開始。前回USBで失敗していたので今回はDVDにしました。
順調に進みます。
おっ、いよいよ再起動ですよー。
あれっ?真っ白?(この後また再起動に)
あれれっ? (クルクルの動きがかなりヤバい)...いくのか?いくのか?
チーン...
あきらめず、スタートアップ修復やセーフモードなどを試みる。
...が、こんな画面も出て、いくらやっても待っても結局ダメでした。
どうしても再起動の壁がクリアできない。このPCではムリなのだろうか...。
そして前回同様、SSDは再び取り外さざるを得ない状態。ならば...?
しばしの冷却期間をおいて、先日、再チャレンジを決行。
これでダメならもう方法がない...背水の陣です。
今回は先述のサイトを見ずに無事解体できました。
この機種は、キーボードのハーネスを外さずにSSD部を開けるならば、このように、キーボードをディスプレイに立て掛けるように起こします。
すごい数のネジと部品。本体が小さいからネジも小さい。
SSD&アダプター、取り外しました。
このアダプターは「MiniSATA→普通のSATA変換アダプター」。先ほどのとは違います。
これとSSDを合体して、この富士通製のノートPCのHDDと入れ替えて、
Windows 10をクリーンインストールしました。
前回のエラー状態もかき消されて、このPC上では無事インストールできました。
そして、このWindows 10インストール済みのSSDをVAIOに戻して組み立てて、
いざ、起動。
お、Windowsマークきた。縦長?
くるかくるかあ?
よし!ロック画面キター!
苦節を経て、ついにデスクトップ画面にたどり着きました!
画面の横幅が狭まって縦長っぽい表示ですが、これはディスプレイアダプターの未更新が原因でしょう。あとでオンライン環境で更新すれば多分大丈夫です。
これまで「再起動の壁」に阻まれてきたので、一応普通に再起動してみる。
ちゃんとできました。しかも速い!さすがSSD!
ちなみに、OSのエディションは最終的にProにしました。
その後、オンライン環境でディスプレイアダプターの更新を実施。
きちんと画面いっぱいになりましたよ。
さて、この機種、VAIO VGN-TT51JBなんですが、小型で、カッコよくて、何かいろいろ付いていて、「本当に10年以上前のPC?」と感じるほどです。
最後にちょっと紹介させてください。
電源ボタンは折り目の右サイド。ここだけはボタン部が壊れてしまっていて、ピンか何かで奥の小さいポッチを押さなければなりません。
本体の右サイドには光学ドライブがあります。スーパーマルチドライブです。
手前サイド右には音量ボタンなど。
Full HD 1080。felicaポートもありますよ。
もともとはVistaが入っていたのですね。Centrino 2 ってあんまり見たことないですね。
ちなみにメモリは標準で4GBです(今では大したことないですけどね)。
手前サイド左。Wi-Fi対応、Memory Stickのスロット、さらに下にはSDカードのスロットもあります。
左サイド、USBや音声端子。なつかしい端子も(名前も何に使っていたかも忘れた)。
ここはOPENとあり、開けるとHDMI端子と有線LANポートがあります。
Webカメラも付いております。
発売当時の価格は20万円超だったとか。なるほど、そりゃこんなだわ。
大型アップデートに耐えられる?とか心配もありますが、これからも末永く大切に使ってもらえたらいいですね。
いやあ、長尺になってしまいました。今回は久しぶり&事の顛末を書き尽くしたので。
次回は...いつなんでしょうね?
気が向いたらです。
ではでは。
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